内視鏡以外で検査する方法ってない?
胸焼けや呑酸、食後の胃もたれ…症状を見る限り、おそらく胃食道逆流症だと思う。
正確に診察するには胃カメラ(内視鏡検査)だけど…
面倒だし苦しくて嫌な人のために別の検査方法を提案!
胃カメラが苦手、めんどくさい人へ内視鏡しない診断方法とは?
「胃カメラだけは絶対に嫌です」
内科の医師に僕が実際に言った言葉です(笑)
去年、胸焼けが数カ月続き体重もドンドン減っていく日々。
「万が一があるから胃カメラ受けたら?」
先生のそんな提案を僕は拒みました。
だって胃カメラなんて気持ち悪いし自分なんかができるはずがない…
そう思った僕は別の病院で検査を受けたり書籍で調べ逆流性食道炎かを判断する方法を調べました。
今回のテーマは 【胃カメラ以外での検査方法】
- 胃カメラが怖くて受けられない
- 時間がなくて自分で判断したい
- 病院で検査するほど症状が酷くない
そんな場合に役立つ逆流性食道炎の診断についてお話します。
自己流の調べ方!判断基準を知って自分でセルフチェック
まずは病院に行く前に自身でわかる範囲で調べてみました。
自己診断テストで重視するポイントは2つ。
症状が続いている期間と生活習慣です。
① どれくらい症状が続いているか?
まずは症状がある期間を思い出してみます。
一般的な食べ過ぎや飲みすぎの胸焼けは2~3日、長くても1週間で治りますよね?
ただ逆食の場合は、同じ症状でも長期化する特徴があります。
逆食の一般的な症状はこちら。
どれくらい長引いているか、思い出しながら見ていきましょう。
【逆流性食道炎の症状】
- 胸焼け
- 胃もたれ
- 喉の違和感、痛み
- 胃酸が口まで上がってくる
- お腹が張る感じがある
- 手で胸(食道のあたり)をさする
- げっぷが出る
- 声がかれる
- 咳や痰がでる
一般的にはこのような症状が多いです。
より詳しく症状を確認したいならこちらの記事でチェックできます↓
② 逆流性食道炎を招く生活を送っていないか?
次は逆食になる原因についてチェックしていきます。
逆流性食道炎になりやすい生活習慣を送っていたら実際にその可能性が高いと言えますよね?
主な原因と言われているのは以下の通りです↓
【逆流性食道炎の原因】
- 慢性的なストレス
- 肉中心の食生活
- アルコールの飲みすぎ
- カフェインの摂りすぎ
- 姿勢が悪くなる
- 加齢
- 暴飲暴食
- 肥満
- 早食い
- 食べてすぐ横になる
- ピロリ菌を除去した(後述しています)
病院での検査なしで自分で判断するなら期間と原因を調べるのがベストだと思います。
どうでしたか?逆食だと言える可能性は高まりましたか?
レントゲンや血液検査はムダ!逆流性食道炎かを診断できない検査
僕は結果として胃カメラを受けたのですがそれまでに色々と別の検査を受けました。
(患者が苦しまずに済むものです)
複数の検査を受けましたがそのすべてが『異常なし』でした。
…にもかかわらず、実際は胃カメラで逆食と診断されたので以下の検査方法は受ける意味が薄いと思われます。
【異常なしと診断された検査】
- 腹部のエコー
- レントゲン
- 血圧
- 血液検査(一般的なもの)
これらの検査で異常がなかったからといって安心するのはよしましょうね(>_<)
他の病気は見つかるかもしれませんが逆流性食道炎に関しては判断できません。
胃カメラはしないで!病院で受けられる内視鏡以外の検査方法
次は内科や胃腸科で症状を申告した際に行われる胃カメラ以外の診断方法をお話しします。
① まずは問診だけで推測される
まずは問診。
胸焼けや胃もたれだと最初は問診のみで医師が判断します。
判断材料は先ほどのセルフチェックとほぼ同じ。
- 「どんな症状があるか?」
- 「どんな状況で酷くなるか?」
- 「いつから悩まされているのか?」
先生によっては触診でお腹をさわって診察する場合もあります。
その後は大体「とりあえず胃薬を」といって胃酸分泌抑制薬や消化を促す薬を処方して様子を見るという結果に。
(ある程度大きな病院だと診察を受けたその日にエコーや血液検査もありましたが基本は問診と薬の処方でした。)
② 胃にピロリ菌はいるか?除去治療を受けたか?
珍しいケースとして胃腸科でピロリ菌がいないか検査を受けたことがありました。
先生の説明では『ピロリ菌がいないと逆食になりやすい』
胃がんや胃潰瘍の原因となるピロリ菌は胃酸の分泌を抑えてしまうのです。
逆にピロリ菌が胃にいなかったり除去治療を受けると胃酸過多の状態になり胸焼けや呑酸になる人がいるとのこと。
近年、逆流性食道炎で悩む人が日本人が増えた背景には衛生面がよくなりピロリ菌を持つ人が減ったからだという意見も。
なのでピロリ菌に関しては一度 検査を受けた方がいいかもしれません。
- ピロリ菌あり→将来のために除去
- ピロリ菌なし→逆食になりやすい
と判断できますよ。
検査自体は専用の袋に息を吹き替えるだけの簡単なものでした。
【補足】 僕は試さなかった検査方法
次は僕は試さなかったが逆食かを診断できる方法を載せておきます。
① バリウム検査
バリウムを飲んだ後にX線をとり逆流しているか確認する方法。
② Ph検査
2~3 mm程の細い管を鼻から胃まで挿入して
24時間逆流の状態をコンピュータに記録します。胸やけや胸痛、逆流感などを感じたときなどに
器械のボタンを押していただきます。この検査により、①食道に胃酸が逆流している時間の測定
②逆流の中でもっとも長く逆流している時間の測定
③1回の逆流が5分以上続く逆流回数
④胃から食道へ液体や気体(ガス)が逆流する回数ならびに
逆流している液体や気体が酸性なのかどうかが分かります。引用元 http://www.jikeisurgery.jp/diseasegroup/upper-dig/esophagus/reflux/reflux_qa.html
Ph検査は以前、テレビで逆流性食道炎の特集をしていた時にモニターの視聴者にも適用されていた検査方法ですね。
逆にバリウム検査に関しては精度が不透明といえます。
胃カメラが怖いという人へ伝えたい事
今回はセルフチェックの方法と逆食か判断材料になるもの検査をしても意味がないものを話ししました。
ただ正確に診察するにはやはり内視鏡検査が一番です。
最悪、別の深刻な病気ということもあるのでよっぽどの理由がない限りは時間を作って検査をうけにいってはどうでしょうか?
胃カメラが苦手、怖い人は僕が受けた意識下沈静法がオススメ。
鎮静剤を売ってもらって記憶がないまま検査が終わるという画期的な方法です。
僕は全くの無痛で検査入院もなく楽に検査を終わらせました。
悩んでいた時の自分が情けなるほどに楽でしたよ。
鎮静剤を打つ胃カメラ検査の流れは下の記事で詳しく書いています。
今回は胃カメラ以外で逆流性食道炎かを判断する方法をテーマにお話ししました。
ではまた次の記事でお会いしましょう(^^)