ゲップ…胃が痛いし気持ち悪い。
ついつい食べ過ぎてパンパンに張ったお腹。
吐き気やみぞおちの痛みに悩まされていませんか?
そんな辛い症状を緩和させる為に何に気を付ければいいのか?
食べ過ぎた食後に出来る対策を一緒に考えていきましょう(^^)
食事を大量に摂った場合でもOK、胃の負担を軽減する工夫とは?
市販薬や胃薬以外の自宅療法をお話しします。
食べ過ぎて胃が痛いときは『何もやらないこと』
まず一番大事なことを最初に!
それは『極力、動かない事』です。
食べ過ぎたということは胃に許容範囲以上の食物が入ってるってこと。
それを全て消化する為には体を消化に専念させてあげる必要があります。
要は血流を胃に送れる環境を自分で整えるってこと。
そんな専念しないといけない状態なのに運動したりストレッチをしたらあなたの体はどうなるでしょうか?
胃に血流が十分に流れずに消化不良を起こして余計、胃に激痛が走ります。
(食後に走るとお腹が痛くなるのと同じ。)
なので徹底させたい事は食べ過ぎた直後はなるべく活動しないということ。
お風呂も体全体に血流を巡らせるので食後すぐは避けた方がいいですね。
- 体を動かさない
- 頭も働かせない
何もせずボーっとする時間を増やして胃が働きやすい環境を作ります。
これで胃痛や不快感などの症状をスッキリ解消させるまでの時間を短縮でき、これ以上の不調を予防することができます。
同じような理由で食後は牛乳や水を飲むのは辞めましょう。
牛乳や水(白湯)は胃液を中和させてしまうので消化力を落としてしまいます。
胸焼けを感じるなら飲んだ方がいいですが食後の胃痛では辞めた方がいいですよ。
胃薬より消化不良の漢方や生薬がオススメ
薬局に行くといろいろな種類の胃薬があります。
キャベジン、正露丸、セルベックス、ロキソニン タケプロンetc
どれを選べばいいかわかりませよね?
結論からいうと何も選ばなくていいと思います。
…というのも胃薬は効能が複数あって自分の症状に合わないタイプを選べば悪化するリスクもあるからです。
薬剤師さんに聞いても『どちらがいいか飲んでみないとわからない』
…と言われることもあります。(←僕がそうでした)
- 胃酸を抑えるタイプか
- もしくは消化を促進させるタイプか
- 腸にも効くタイプか
商品を特徴を抑えながら自分の症状に合ったものを選ぶのは思ってるより大変です。
そこでオススメしているのが総合的な胃薬の漢方や生薬です。
胃の不調を広範囲でフォローしてくれる漢方なら合わない可能性も低くできます。
薬の力を借りたいなら予め医師に処方してもらうか、幅広く効果を期待できる漢方から試しましょう。
ツボを刺激して胃痛の不快感を和らげる
漢方は東洋医学なのでその延長上でツボの話も。
胃に関係するツボを刺激することで胃の血流を増やすことができます。
反射区ってやつですね。
ツボ押しも有効なので今からお話ししますね。
まず手のツボから。
これは合谷というツボです。
これは万病のツボとされていて体の不調全体にアプローチする箇所。
胃の不快感にも効きますし外出時でも刺激しやすいので実用性という点でもオススメですね。
次は足のツボを2つ。
まずは足三里について。
膝の外側の皿に人差し指を置いて、そこから指4本分下の場所にあります。
小指の場所で向こうずねの外側にあります。
もう一つは足の裏。
第二の心臓と呼ばれているので足裏の胃の箇所もしっかり押しておきます。
グリグリすると痛いですが悪いって証拠なんでしょうね(;´∀`)
あと背中にもツボがあるのですが、ここは自分では届かないですよね?
そこで僕がよくするのは湯たんぽで温めるという方法。
胃の裏側に当たる場所を湯たんぽでポカポカさせています(^^)
ツボは押したらすぐ良くなるものじゃないし効き目も個人差がありますが試す価値はあると思いますよ。
横になる時は右を下に!消化を促す寝方
食べ過ぎた後、苦しくて横になりたいですよね。
そんな時は体の右側を下にして横向きに休むことをおすすめします。
もともと胃のカタチは下図のようになっています↓
胃に入った食物は次の場所『十二指腸』に行くには右側を下にした方がスムーズになります。
仰向けやうつ伏せはお腹が圧迫されますが横向きにすると圧力がかからずにお腹が楽になるのを感じれますよ(^^)
当日の過ごし方や寝れない時、夜中に苦しくて起きて眠れなくなった時は寝る向きを意識して楽な姿勢を探しましょう。
あと、寝る時はお腹を冷やさないこと(>_<)
イメージしやすいと思いますがお腹を冷やすと内臓も冷えるので消化力が落ちてしまいます。
温める必要はありませんが冷やさない様に腹巻などで体の中を冷まさない様に。
【注意】胸焼けや胃酸が逆流する感覚があるなら…
もし食べ過ぎて数時間した後に胸焼けや呑酸(胃液が口まで逆流する)があれば。
先ほどとは逆に体の左側を下にして頭を高くして横になることをおすすめします。
そうすれば胃酸が食道に上がりにくくなり症状を軽くすることができます。
- 消化不良→右側を下
- 胸焼け→左側を下
まずは、これで行きましょう。
そこから独自の楽な姿勢が見つかると症状を感じなくなってきます。
食べ過ぎた翌日の朝食は食べなくてOK
最後は次の日の朝食。
前日に食べ過ぎて胃が痛くなった後で何を食べればいいかを考えていきます。
メニュー作りのポイントは胃に優しいかどうか?ですね。
胃に優しいって言うのは消化しやすい、胃を刺激しないってこと。
キャベツや大根など消化を助けてくれる消化酵素が入ってる野菜はアリ。
逆に消化に時間がかかる肉や食物繊維(ピーナッツ,ごぼう)は避けた方が無難。
またキムチなど胃の粘膜を刺激するような辛いもの。
胃を冷やすようなヨーグルトや冷たい飲み物は朝食から抜く。
ねるべく胃に優しい朝食を目指して早く元通りの胃袋に戻しましょう(^^)
また胃もたれや消化不良な感じがあれば朝食を抜くというのも手です。
食べ物を入れないと胃が休める時間が作れるので暴飲暴食が続くならオススメですね。
食べ過ぎの胃痛がどのくらい長引くか?
それは年齢や胃の健康度合いで変わってきますが一般的には数日でよくなるはずです。
もし数日たっても胃痛が引かない場合は別の病気という可能性もあります。
食べ過ぎて胃が痛い時はまず体を動かさない事。
ツボや寝方を工夫して消化を促すこと。
そして翌日の朝は食べないか軽いもので済ますこと。
これで必要以上に痛みを悪化させること無く早くに治すことができます(^^)/
ストレスについての胃痛や逆流性食道炎の胃痛のケアについてはこちらの記事も役立ちますよ↓
日頃のケアで胃痛は緩和・予防ができます。
上手に向き合って普段の生活に集中できるよう今回、話した内容を参考にしてください(^^)