『よく噛む』だけで消化がよくなり胃食道逆流症が改善される?
咀嚼回数を増やすことで唾液の分泌や早食い防止に繋がり逆流性食道炎の症状が軽減する!
特にあなたに胸焼けや胃酸過多の症状があるなら必見!
食事で食べ物をよく噛むことの効果や噛む回数の目安と注意事項とは?
【今回の目次】
- なぜ噛むことが重要なのか?
- 咀嚼で逆流性食道炎は改善する理由
- 回数の目安と注意事項
今回は逆流性食道炎を治す上でとても大切なことをあなたに伝えたいと思います。
それは『食事中によく噛む』こと。
「そんなことで本当に効くの?」と思ったかも知れませんが(笑)
薬を飲んでも治りきらなかったり 治療が長引いているなら試す価値ありです。
僕自身も咀嚼回数を増やしてから胃もたれや胸やけの症状が軽減しました。
今回のテーマは 【咀嚼の効果とやり方】
特に胃もたれや胸焼け、消化不良の症状がある人に読んでもらいたい内容となっています。
噛む回数を増やすことで消化力の低下を補える
なぜ噛むことは逆流性食道炎で悩む人にとって大切なことなのか?
それは『咀嚼』が消化力をコントロールできる唯一の方法だからです。
もともと逆流性食道炎になる人は胃の働きが低下して消化不良のケースが多い。
消化不良ということは消化に時間がかかりその分、胃酸がダラダラ分泌(胃酸過多)される。。
これが逆流性食道炎の症状である胃もたれや胸焼けに繋がります。
「それなら胃を働かせればいいんだ!」
…となりますが、それって可能ですか?(笑)
胃を自在にコントロールするなんて僕ら人間にはできませんよね?
胃は僕らの意思に関係なく無意識に働きます。
意識的に胃を操作するのは無理。。
そこで大切なのが食材を胃に運ぶ前の段階、つまり咀嚼です。
そもそも消化とは「口→胃→十二指腸…」と始まっていく。
その中で唯一、意思で変えられるのが最初の段階、口(噛む)という行為。
逆流性食道炎の原因は複数ありますがその中でも消化不良が当てはまるなら噛む回数を増やすことで緩和できます。
自分でコントロールできるからこそよく噛むというのは消化過程で大切なものだと僕は思います。
咀嚼することで逆流性食道炎が改善する5つの理由
噛むことが僕たちが意識してできる消化力をあげる方法である。
では噛むことは、なぜ消化力を上げるのか?
なぜ逆流性食道炎に効果があるのか?
もっと具体的な理由を一緒に見ていきましょう。
理由は5つあります。
① 砕かれた食材は消化しやすい
よく噛むことで食べ物が細かく砕かれ食事に使う時間も増えますよね?
少しずつゆっくりと細かくなった食事が胃に運ばれる。
これは消化力が弱っているあなたの胃にとってありがたいことです。
胃を働かせる時間が減り負担を減らすことに繋がり消化不良が改善されます(^^)
何を食べればいいか?
どうやって食べればいいかはこちらで詳しくお話ししています↓
詳しくはこちら⇒逆流性食道炎に理想の食事!NG食材や食べ方に注意!
② 消化を助ける唾液が多く分泌される。
噛むことで唾液が普段よりも多く分泌されます。
唾液は消化を促す酵素として働くので先ほどと同じく唾液を多く分泌。
胃の負担を助けることに繋がります。
③ 食事中に水分を摂る必要が減る
唾液が多く分泌されることで食事中にお茶や水を飲まなくてよくなります。
お茶や水を飲まないことでなぜ消化力が高まるのか?
それはお茶や水(アルカリ性)が胃酸(酸性)を中和するのを防げるからです。
食事中に飲料をたくさん飲むと胃の中の酸を中性に変えてしまいます。
これは消化力の低下や胃酸を多く分泌させる原因に!
しかし、よく噛めば唾液が出るので食事中の飲料が減る(無くなる)。
その分、胃の消化がスムーズになります。
④ 腹八分目で食事を済ませられる
逆流性食道炎の原因として消化不良の他に下部食道括約筋が緩むことが挙げられます。
胃の逆流を防ぐ下部食道括約筋が年齢を重ねると弱まってしまう。
それが逆流する原因となるのですがこれを悪化させるのが、お腹一杯の食事。
限界まで食べることでさらに下部食道括約筋が緩み逆流しやすくなってしまいます。
医師からは「腹八分目にしてください」とアドバイスをもらいますが、それが難しい(-.-;)
その腹八分目を簡単に実行できるヒントが噛む回数を増やすことにあります。
…というのも、よく噛むことで脳が「たくさん噛んでるからお腹一杯のはず」と勘違いするんですね。
また食べる時間が長くなるので血糖値も上昇して満足感も得られます。
よく噛むことで脳が錯覚し食事の満足感も早くやってくる。
腹八分目を楽に実践できます(^^)
⑤ リズム運動で自律神経を整える
噛むということはリズム運動とも言えます。
そのリズム運動が自律神経を整えてくれます。
自律神経とは僕達の意志とは関係なく動く神経のこと。
(呼吸とか内臓の動きとか汗とか)
この自律神経は仕事や人間関係のストレスで乱れると胃腸の不調に繋がります。
その乱れを整える役割がリズム運動にあります。
イライラすると貧乏揺すりをする人やプロスポーツ選手で試合中にガムを噛んでる選手を見たことはありませんか?
あれも緊張(自律神経の乱れ)を噛むというリズム運動により神経を整えようとしているのです。
逆流性食道炎にかかる人の多くが抱えるストレス
これを軽減する働きも咀嚼には含まれています。
噛む回数の目安は食材によって変わる!
最後に咀嚼の目安と注意事項についてお話します。
理想は口の中の食材が固形物でなくなるまで噛むこと。
普通の食材なら1口50回ほど。
固い食べ物なら100回くらいです。
最初の内は顎が疲れますが時間をかけて、ゆっくり食事をします。
噛むクセがつくまでは一口一口噛んでる時に箸を置くのも良いですね。
一つだけ、よく噛むことを実践する上で覚悟すべきこと、注意事項があります。
それはすぐに効果が出ないこと。
今日の夕食に実践したとしても今日、効果を実感することはないです。
僕の場合は1週間ほどかかりました。
1週間ほどすると胃に何かが残ってる感覚が無くなり胃もたれと胸焼けがの症状が緩和しました。
なので、あなたもまずは1週間。
効果を実感しなくても継続してみることをオススメします(^^)
もし他の改善方法も同時に試したいならこちらに逆流性食道炎の対策をまとめてあります↓
詳しくはこちら⇒逆流性食道炎を自分で改善させる方法
よく噛んで症状が胃に悪いことはないので試してみる価値はありますよ!
最後に、この記事の内容をまとめます。
- 噛むことは自分でコントロール可能
- 噛むことで消化しやすくなり
- 自然と腹八分目に抑えられる
- 目安は一口50回~100回
- 一口ずつ箸を置くと良い
たかが噛むことと思うかもしれませんが僕は、よく噛むことで症状が軽くなりました。
あなたもぜひ一度試してみてはどうでしょうか?
次は逆流性食道炎と食生活の関係をより具体的にみていきます。
食後の症状に悩んでるなら一度、目を通しておいた方がいいですよ↓
次はこちら:逆流性食道炎でNGなドリンクとおすすめの飲み物
次はこちら:食べ過ぎによる胸焼けを防ぐ3つのコツとは?
咀嚼数を増やす以外にも治し方や予防法はあります!
ぜひ試してみてくださいね(^^)