胸焼けが止まらない!吐き気がする…
連日やってくる気持ち悪い胸焼け。
この胃のムカムカ、熱い感覚をどうにかしたい!
そんな症状を抑える方法の中で最高の対策は『未然に防ぐこと』
胸焼けを誘発する原因を知ることで症状を防ぎ予防に繋げましょう。
最近はテレビでも『胸焼け』の特集が増えましたね。
以前は老人などで苦しむ人が多かったのですが。
今では 10 代(中には中学生) から20 代の若い世代でも悩む人が増えているようです。
僕自身、去年の秋ごろから慢性的な胸やけと向き合ってきました。
そして長い間、試行錯誤を重ねる中で症状を誘発する原因がだんだんとわかるように。
…ということで今回のテーマは 【慢性的な胸焼けの原因】
症状を解消する対処法を知る前に今、あなたを苦しめる症状が何によって生まれたのかを突き止めます。
- 症状の頻度が多い
- 長期間、胃の調子が悪い
- 酷い時は吐き気や嘔吐もある
- 胃薬を飲んでもなかなか治らない
そんな人に役立つ情報となっています。
あなたの胸焼けを引き起こす原因を知り予防に役立てていきましょう。
胸が焼ける感覚が続くのは胃酸が食道まで逆流するから
なぜ胸が焼ける感覚があるのか?
それを知ることで胸焼けの具体的な原因がハッキリしてきます。
そもそも胸焼けとは何なのでしょうか?
ググってみると、こんな説明がありました。
胸焼けが起こるメカニズム 胃液(胃酸)は
皮膚をも溶かしてしまうぐらい強い強酸です。この胃液(胃酸)の逆流により
引用元 www.onakanaoru.info/muneyake.html
食道に炎症が起こることで感じる
胸が焼けるような感覚や痛みを引き起こします。
要は胃酸が逆流して食道を刺激してしまうことで焼けてる」感覚が起こるんですね。
そしてそんな胃酸が逆流する理由は大きく分けて以下の3つ↓
『腹圧』『消化不良』『下部食道括約筋』
なぜこの3つが胸焼けに繋がるのか?
具体的な原因は何なのか?これを見ていきましょう。
① 腹圧がかかることで胃液が食道に上がってくる
一つ目は腹圧。
これは言葉の通りお腹への圧力がかかること。
胃は通常、食道から流れてきた食物を胃酸で消化しようとします。
この時に胃に外部から圧力がかかったら胃の中の食物と胃酸が食道の方に逆戻りしてしまいます。
普段の生活習慣や何気ない行動から腹部へ圧をかけていることが多いので具体例を見てチェックしていきます↓
【腹圧がかかる行動、習慣】
[服装編]
- 服装がタイト
- 衣装を着ることが多い (ドレスなど)
- ベルトをきつく絞める
- ブラジャーのサイズが小さい
[姿勢編]
- スマホ操作でよく首を曲げる
- 電車に座る時間が長い
- 寝方がうつ伏せ
- 寝る向きが右半身を下にする
- 猫背
- 勉強や仕事でデスクワーク
- 腹筋
- 足を組んで座る
[食生活編]
- 太る ( または運動不足で脂肪が増える )
- 暴飲暴食、食べ過ぎ
- 便秘
- よく噛まずに食べる
夜中に目が覚めたり症状が酷くなるなら姿勢。
時間に関係なく胸焼けがあるなら食生活など。
どんな時間帯で症状がでるかを考えながらチェックするといいですよ。
② 消化力を下げる要因となる食材と料理
次は「消化不良」について。
ここでは消化に時間がかかるもの胃に負担をかける食材をチェック。
消化に時間がかかればかかるほど胃酸が通常よりダラダラ分泌されますよね?
胃酸過多になれば胃がムカつき逆流して胸焼けになるリスクも上がります。
慢性的な胸焼けに苦しむ人はこれから挙げる食品を周囲の人より多く食べている可能性が!
外食でのランチやコンビニ食、自炊の時にこれらの食材、レシピを無意識に選んでいませんか?
【消化に時間をかける食材、料理】
- ごぼう
- 雑穀米
- ワカメ
- 全粒粉のパン
- ピーナッツなどのナッツ類
- ざるそば
- 加工肉 ( ソーセージやベーコン )
- バター
- ラーメン
- 焼肉
共通するのは食物繊維と脂質。
その日の体調に合わせて量を調節できるようになればこれらの料理を我慢しなくても上手に付き合うことができます。
また胃の消化を助ける生薬を飲むと消化不良による胸焼けを抑えられます。
僕が胸焼けに苦しんでいた時に飲んでいたのは生薬でした。
もし毎日のように胸焼けで悩んでるなら漢方や生薬が自分にも効果がありそうかこちらで確認してみましょう↓
③ 下部食道括約筋を緩める食材を避けよう!
最後は下部食道括約筋について。
ところで下部食道括約筋って知ってますか?
食道と胃の境目にある筋肉を指しこの筋肉がキチンと働くから胃内の食物や胃液は逆流しない。
この筋肉が緩んでしまうと逆流しやすくなってしまいます。
そしてその下部食道括約筋を緩めるのは食生活に問題があるケースがほとんど。
( 若い世代は特に )
ここで確認して食べ過ぎ飲みすぎに気を付けましょうね。
【下部食道括約筋を緩める食事】
- 酒 (ワインなどアルコールを含むもの)
- カフェイン ( ココアや紅茶 ,ブラックコーヒーなど )
- チョコ ( カカオ含有量が多いもの )
- カフェインを含むお茶 ( ほうじ茶, ウーロン茶 , 緑茶)
- 脂っこい料理 ( 角煮や天ぷらなど )
基本的にはアルコールとカフェイン、脂の3つ。
長期的に多く摂取すると緩みやすいのでバランスの良い食事が必要となりますね。
【個人差あり】他に胸焼けを引き起こすリスクがある食材
胸焼けの原因として一般的に言われている食材は先ほど、まとめた通りです。
ただ、その食材を食べれば誰もが症状が出るということはなく個人差があるんですよね。
それに僕は胃の調子が悪くなってから胃日記というものをつけているのですが。
( 胃日記…その日食べた料理とその後体調を記録した日記 )
上記以外の食材でも胃がムカムカするものが…
ネットで調べると僕以外にも引き金になる人が多いようなのであなたの参考なると思いまとめてみました。
【番外編① 糖質】
- アイス
- 和菓子 ( あんこ、ぜんざい )
- 飴 ( 1、2個なら大丈夫 )
- ジュース
- 炭水化物の過剰摂取 ( ご飯、カレー )
- 麺類 ( うどん、そうめん、パスタ )
- 一部の果物 ( 桃、パイナップル、バナナ )
- パン類 ( 菓子パン、ピザ、ホットケーキ )
- プリン
- プルーン
- ドライフルーツ
- ゼリー系
- 栄養ドリンク
- 味の濃いソース
基本的に甘いものは控えた方がいいかもしれません。
「なんともない」という人もいますが味が濃いと症状が出るのも事実ですよね?
特別、好きじゃないなら糖分の摂りすぎも控えましょう。
【番外編② 酸っぱいもの、炭酸】
- ポン酢
- らっきょう
- ラムネ
- もずく酢
- レモン
- グレープフルーツ
- わさび
- ミンティア
- 辛いもの
- 炭酸
このように酸っぱいものやゲップを誘発するもの食べた後、スーッとなるものも NG
空気と一緒に胃酸も上がってきやすいので酷い時は避けていました。
頻繁に胸焼けがするなら内視鏡検査を!慢性胃炎や逆流性食道炎かも!
これで胸焼けを引き起こす要因は網羅しました。
あなたが当てはまっていると思う。項目を見つけて対処すれば明日からの胸焼けは予防、緩和できます (^^)
それでも対応しても症状がある。
または良くならないというならそんなときは「病気」を疑いましょう。
特に慢性的なら病気の確率が高いので病院での検査&治療をオススメします。
参考までに、胸焼けになる病気とその病気によくある症状をまとめてみました。
【可能性の高い病気と症状】
- 胃がん…胃もたれ,体重減少,食欲不振
- 食道がん…喉が詰まる,声枯れ
- 胃潰瘍…みぞおちの痛み,吐血,胃痛
- 逆流性食道炎…げっぷ,喉の痛み
- 自律神経失調症…肩こり,ほてり,寒気,だるさ,偏頭痛,倦怠感,微熱,めまい
- うつ病…不安感,だるい,疲労感
たかが胸焼けと放置すれば大きな病気であることもあります。
長期間、症状があると食道だけでなく気管にも悪影響 ( 喘息,咳き込み,血痰 )が!
心当たりがあったり不安なら内科や胃腸科で検査してみてはどうですか?
今回は頻繁に起こる胸焼けの原因についてお話ししました。
次回は、そんな胸焼けを緩和する飲み物。
これを見ていきましょう (^^)
即効性のある飲み物など胸焼けを解消する方法をまとめているので役立つと思いますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた次回、お会いしましょう。
役に立つ記事をありがとうございました。
ただ気になったことを一つ。
括約筋とは一般的に肛門や尿道の筋肉のことですよね。「下部食道括約筋」を括約筋と略すのは如何なもんでしょう?
事実記事を読む前に私は胸やけ関連でお尻とどんな関係があるのだろうと???でした。
コメント頂きありがとうございます。
誤解を与えるように略してしまい申し訳ございませんでした。
ただいま記事を修正しました。