何回も起きて眠れない!
せっかく寝ても横になれば、胃酸が上がって喉が焼けて目を覚ましてしまう。
なぜ胃液が逆流するのかというと、それは寝ている体勢が悪いから。
でも『寝ない』なんて選択肢はなく、どうしても睡眠は取らないといけない。
そこで工夫したのは『枕』
口から胃まで傾斜をつければ、少しは楽になるのではないか?
結論を言うと「軽減」はしました。
0になったかというと、それは違う。
治療を初めてすぐの初期は、枕を高くしても苦しい日はありました。
ただ軽減するのは確かだし、治療を続けて逆食が改善していくと寝るときの呑酸もどんどん楽に!
あなたの症状の度合いによりますが、高い確率で枕で改善しますよ。
今回はそんな寝るときの枕の作り方、これを紹介していきます。
逆流性食道炎の枕作りで用意する3点の品
まず手作り枕を作る為に、寝具グッズを用意してください。
どれも買う必要はなく、あなたの家にあるかと思います。
【用意するもの】
- 毛布…冬に使うもの
- 枕…顔3つ分の幅があれば理想
- タオルケット、バスタオル
この3点となります。
もし無くても大丈夫!
買いに行く前に、今からお話する枕の作り方を見てください。
その作り方を見て、他の物で代用できるものを探しましょう。
あなた流にアレンジすれば、お金を払うことなく作成できますよ(^^)
(僕も最初は本とか漫画を使ってましたし)
最優先は枕を高く!基本的な胸焼け枕の作り方
ではさっそく、逆食専用の自作枕。
この作り方を一から確認していきましょう(^^)
【手順① 布団orマットレスの下に毛布を敷く】
まずは1番下の部分になります。
そこに冬用の布団を敷きます。
(体重をかけても沈まないものがベスト)
その毛布を半分に折ってください。
そこからさらに、上3分の1の部分を折ります。
そして布団もしくはマットレスの頭から揃えて置いていきます。
頭を一番高くして、腰のあたりまで”なだらかな坂”を作る。
下半身は高さを作らなくて構いません。
リクライニングを自分で作る感覚です(^^)
【手順② タオルケットで傾斜をつける】
おそらく①だけだと、寝ていても胸焼けを感じる可能性が高いです。
さらに傾斜をつけるために、次はタオルケット(バスタオル)を使います。
これも半分に折ってから、毛布の上に被せていきます。
【注意】 タオルケットは自分に合った枚数を!
タオルケットの枚数は個人差があります。
ここでは症状の度合いによって、必要なタオルケットの枚数が変わります。
治療の後期になると、毛布だけとかタオルケット1枚でOK。
ただ初期の苦しい時期は数枚必要でしたね(^_^;)
ここは『あなたに合った枚数』を見つけましょう。
一度、寝てみて夜中や早朝に胃酸が上がってきてないか?
これを確かめて調整していきます。
リクラインイングで自分に適した角度を見つける感覚ですね。
それと全く同じです(^^)
【手順③ マットレスや敷き布団と枕を置く。】
あとは簡単(^O^)
その上にマットレスと敷き布団、そして枕を置きます。
これで完成です!
上半身から頭にかけて、徐々に傾斜がついて高くなってますよね?
これで寝ている時の胃液の逆流を抑えられます。
症状がある場合は毛布を2枚、使ったりタオルケットの枚数を増やして角度をつけていきます。
やりすぎは腰痛の原因?高さの微調整が重要
作り方はこれで以上となります。
なるんですが…
この自作枕には一つ欠点があります。
それが『腰痛を招きやすい』ということ。
僕自身、それまで腰痛とは無縁の人生でした。
この自作枕を毎回使用していると、だんだん腰に鈍い痛みが走るように。。
一日くらいなら大丈夫です。
ただ毎日、使用したり症状を警戒して枕を高くし過ぎると腰に痛みが発生するんですね。
対策としては以下の2つ。
- 自作枕を使う日を限定する
- 頻繁に微調整を繰り返す
例えば夕食を食べすぎた時や脂っこいもの、甘いものを食べた時。
またはアルコールやカフェインを摂取した日など、「今日は夜中に胸焼けしそうだな」と予想がつく日にだけ自作枕を使用する。
それか毎日、病状と腰痛を確かめながら一日一日、枕の高さを微調整していく。
上手く作れない、面倒くさい場合は…
いかがでしたか?
この自作枕で僕は楽に寝られるようになりましたし、多くの人も改善できると思います。
…ただ、この自作枕を作っていて、『効き目がない』『面倒くさい』という人もいるかもしれません。
そんな、あなたには逆流性食道炎専用の枕をオススメします。
今は逆食に苦しむ人が年々増加してるので専用の枕が販売されているんですよ!
その専用枕については、次の記事で紹介しています。
参考にしてみてください(^O^)
次は逆食を患う人におすすめの、眠る姿勢について考えていきましょう。
右を下にして寝るか、左を下にして寝るか、それだけでも全然違ってきます。
普段は睡眠とは良いもの、ストレスを解消してくれるもの…のはずなんですが
胸焼けが酷いときは睡眠は苦痛になってしまう。
それを少しでも軽減させる為に、この記事を役立ててもらえれば嬉しいです。
ではまた次の記事でお会いしましょう(^O^)