息がしづらくて苦しい!
胃酸が食道まで上がってきて痰が溜まり喉の違和感が残る。
風邪やアレルギーの場合の痰との違いと予防&解消法を突き止める!
逆流性食道炎が原因の痰の出し方と予防法についてお話します(^^)
なぜ胸やけが酷い日の夜は喉に粘っこい痰が絡むのか?
逆流性食道炎を患ってからの僕の疑問でした。
「偶然かな?」そう思うにはタイミングが重なりすぎていてどんな関係があるかを医師に聞くことに。
すると、胸やけと痰には密接な関係があることがわかりました。
今回のテーマは 【逆流性食道炎と痰】
風邪ではない痰の特徴と予防法や痰が絡むときの出し方をお話しますね。
胃食道逆流症で痰が絡む原因!胃酸が気管を刺激するから吐き気も!
食道が胃酸によって炎症を起こすのが逆流性食道炎(胃食道逆流症)の症状。
なのになぜ、痰が絡むのか?
気管は関係ないんじゃないの?
こんな疑問を医師にぶつけました。
僕の担当医によると
「食道と気管支は場所が近い。
食道が炎症を起こしたり
胃酸が口まで上がってきて
気管を刺激することもある」
…とのこと。
確かに飲み物が気管に入って咳込むこともあるし誤飲なんて話も聞きますよね?
役割は違っても近くの場所にあるのが食道と気管。
だからこそ食道の炎症が気管にも影響するんです。
風邪の痰と逆流性食道炎の痰の違いを色で見極める
次は、あなたの喉にある痰が逆流性食道炎が原因か、もしくは別の理由があるのかを判断します。
もし違う理由なら、次に話す予防法も読んでも意味が無くなってしまうので(^_^;)
逆流性食道炎による痰は以下のような特徴があります。
【逆食の痰の特徴】
- 色は透明(少し緑の場合もある)
- ドロっとしてる
- 胸やけの症状の度合いと痰の量が比例する
- 喉の痛みもある
- 食道が焼ける感覚がある
- 寝起きや夜中に痰が絡む
これらは風邪の痰とは違う逆流性食道炎特有の痰と言えます。
逆に濃い緑色や鼻水もでる場合は風邪の症状を疑ってください。
逆流性食道炎の痰はまず量を減らすことから!
まず行うのは痰の予防。
具体的に挙げていきますね!
方法は痰の予防法と胸やけの予防法の2パターンに分けられます。
一般的な痰の予防法を確認
一般的な痰の予防法は風邪を引いたときと同じです。
一覧にすると、こんな感じ↓
【痰の予防法】
- 水を小まめに飲む
- うがい
- 加湿
- 生姜やハチミツを食べる
- 刺激物(辛いもの,炭酸)は避ける
- タバコを控える
このように痰が 絡みにくくする行為が有効。
ただ今回の痰は逆流性食道炎が原因のもの。
だから胸やけの予防も同時に行う必要があります。
胸やけ(逆流)を軽減して痰を減らす
胸やけの予防は以下の通り↓
【胸やけ予防法】
- 白湯(ミネラルウォーター)を飲む
- 頭を高くして寝る
- 姿勢を良くする
- ベルトや衣類など腹圧を減らす
- 胃酸分泌抑制薬を飲む
- ガムを噛む(食後15分)
詳しくは別の記事に掲載していますのでそちらを参考にしてください。
詳しくはこちら⇒逆流性食道炎を自分で治していく方法
このように逆流性食道炎による痰は一般的な痰の予防法と胸やけの予防法の両方から行うのが効果的でした。
…ただ、これで完璧に防げるかというと難しい。
実践していても痰が絡むこともあります。
なので次は、痰の出し方。これを一緒に見ていきましょう。
食後に詰まった痰をスッキリする出し方
一般的な痰の出し方は以下のように言われています。
- 横向きに寝て、手を脇の下のところにおく
- 息を吸ったときに、胸が横に広がっていることを確認
- 鼻からゆっくり息を吸い口からゆっくり息を吐く
※胸いっぱい吸ってから、ゆっくりと吐く- 痰が上がってきそうになるまで深呼吸を繰り返す
- 両手を脇の下におき、息を吐くときに押さえる。
- 大きく息を吸い、勢いよく「ハーッ!」と口から息を吐く
※横向きに寝たままおこなっても、座っておこなっても可- 大きく広げた両手を脇の下におき、咳をするときに押さえる
- 大きく息を吸って「ゴホン!」と咳をします。
※咳は3 回まで。それ以上おこなうと疲れる。
引用元 http://www.erca.go.jp/yobou/zensoku/copd/sputum/03.html
※排痰は疲れやすい。1日2~3回、1回20分以内が目処。
個人的な出し方は歩く(走る)。
呼吸を小まめにするとだんだん痰が上に上がってくるのがわかります。
その時に思いっきり咳をすれば高確率で痰を出すことが可能。
あとは痰とまではいかないけど少しネバっとした唾液も出します。
なぜかはわかりませんがこうすると大きい痰も出るんです(^_^;)
イメージ的には先に子分をやっつけて親分を倒すRPGゲームのような感覚。
医学的な理由は全く知りませんが、苦笑
個人的な出し方は歩きながら子分から倒す!
僕は痰が奥で絡んだ時はこのようにして出しています。
- 痰自体が絡まないように予防する
- 絡んでも出し方をマスターしておく
この2つを抑えていれば逆流性食道炎での痰はそれほど怖くありません。
「痰ごとき」と軽く見ていると睡眠の妨げにも繋がる。
今回、お話した予防と出し方を実践してみてはどうでしょうか?
次は症状の咳やツボ逆食の原因についてまとめてみました。
当サイトでは他にも逆食に関連した情報を載せています。
それらの記事があなたの役に立てば幸いです(^^)