症状がぶり返した!
治療していく中で少しずつ良くなってきたと思ったら胃食道逆流症が、また酷くなってくる。
そんな状況に陥る4つの理由とは?
これ以上、悪化する前に原因を突き止めて対処しましょう。
どんな病気でも同じかもしれませんが機械のように右肩上がりで治ることはない。
それを踏まえても逆食は他の病気と比べて病状に波があると思いませんか?
せっかく治ってきて生活も元に戻ってきたのにスタート地点に戻される感覚。
イライラしたり落ち込んだりネガティブになっちゃいますよね…
でも嘆いたら治るものじゃないし前向きに治療できるキッカケになればと今回の記事を書きました。
今日、あなたにお話するのは 【流性食道炎の悪化の原因】
主に4つの理由があると僕は思っています。
その4つの理由とそれぞれの対処法を一緒に考えていきましょう(^O^)
① 減薬を急ぎすぎた!逆流性食道炎の自己判断は危険
僕が経験したことなのですが「早く治そう」と焦ってしまったんです。
だから薬を自己判断で減らしていき自滅してしまいました。苦笑
もともと逆流性食道炎では胃薬の微調整ってデリケートな問題。
医師によって処方される薬も変わるし人によって効果を感じる種類も様々。
それなのに症状が一時的に消えたからといって自己判断で辞めてしまうと病状が逆戻りになる可能性があります。
逆食が再発率が高いとされている大きな要因とも言えますね。
② ピロリ菌の除菌で一時的に胃に悪い影響も?
これは40代以上の方に多い原因なのですがピロリ菌を除去することで逆食が悪化してしまうんです。
ピロリ菌というと胃潰瘍や胃がんなど胃の深刻な病気の根源みたいなイメージ。
もちろん胃にピロリ菌があれば除去することが第一なんです。
胃にピロリ菌がいなくなることにより胃酸量が増えて胸焼けなどの症状が酷くなる可能性も高まるんです。
アステラス製薬のHPでの記述によると
ピロリ菌と逆流性食道炎の関係について、
ピロリ菌に感染している人の割合が
高い国は逆流性食道炎の患者さんが
少ないことが分かっています。これは、ピロリ菌によって
引用元 アステラス製薬HP
胃に炎症が起こると、
胃酸の分泌が少なくなるためと考えられています。
ここでも書かれているように日本では衛生面での改善によりピロリ菌を持つ人は少なくなっている。
その反面、胃酸過多になる人も増加し逆食に悩む人も増えてきてる一つの原因ともなっています。
なので40代以上でピロリ菌を持ちそれを除去してから症状が表れたり悪化する人も多いようです。
③ 気管への刺激、炎症が逆流性食道炎の苦しさを加速
3つ目に考えられる原因は気管への負担を増やしたこと。
これは逆食になってから咳や痰など気管系の症状が出ている人に当てはまります。
そういった症状がある時期に風邪を引いたりタバコやアレルギーなどでさらに気管を刺激した場合に悪化しやすいですね。
逆食になる前から気管が弱い人、喉の風邪をひくことが多い人はこの原因が当てはまります。
④ 消化機能が低下するストレス生活とは?
4つ目に考えられる原因はストレス。
もともと逆流性食道炎が発症する原因の一つとされていますがもちろん酷くなる理由にもなります。
少し改善したからといって油断し元の生活を送ったり仕事量を増やして症状が振り返し悪化してしまう人が多い。
僕も仕事が忙しい時期になり焦って仕事量を元に戻すと睡眠不足になり胸焼けや消化不良の度合いが悪化。
「もう大丈夫だ」という自己判断が体に悪影響なんですね(^_^;)
悪化したらどうする?それぞれの対処法を考える
最後にそれぞれの原因についての対応をお話しますね。
減薬についてはまず薬の量を元に戻すこと。
それとゆっくり減薬する旨を通院している医師に伝えること。
胃酸分泌抑制薬については作用の強さに応じて多くの種類があります。
少しずつ作用の弱い薬を飲んで徐々に服用する間隔を開けて減薬を進めていきましょう。
あと個人的には漢方の併用がオススメ。
六君子唐など逆食に効果があるとされる漢方を飲んで薬を減らすのもアリです。
ピロリ菌の除去や風邪が原因の場合はそれほど気にしないでいいでしょう。
これは一時的なケースがほとんどでしばらくすれば改善していくそうです。
(タバコは禁煙外来で本数を減らす努力を!)
次は逆流性食道炎を招く食生活と胸焼けや呑酸につながる原因を見ていきます。
慢性的な胸焼けに悩んでるなら、ぜひ役立ててください↓
悪化した症状への対応ももちろん大事ですがあなた自身の原因を突き止めて根っこから断ち切りましょう。
大丈夫!悪化してもまた必ず良くなります。
正しい治療で一日でも早く苦しみから開放されるようお互いに頑張りましょうね(^O^)