立っていても症状が出る…
食後や空腹時の胸焼け。
寝転ばないようにしているけど座っても立っても「上がってくる」。
そんな時は猫背を疑いましょう。
デスクワークなど同じ姿勢を保つ時間が長い人は特に注意!
逆流性食道炎の症状が出るケースと猫背を矯正する方法を考えてみる。
私が逆流性食道炎になったのは社会人になって1年ほどしてから。
運動不足、ストレス、食生活いろいろな原因が考えられますが、その中でも個人的に大きなウエイトを占めていると感じたのが『姿勢』でした。
学生時代にバリバリ運動をやっていたタイプではありません。。
でも就職してからの運動不足というのは深刻で…(笑)
一日の大半をデスクワークで過ごしていると僕は無意識に姿勢が悪くなりどんどん猫背になっていたんです。
その時期と逆流性食道炎が発症したのは偶然ではないと思っています。
そこで今回のテーマは 『逆流性食道炎と姿勢(猫背)』について。
猫背が悪影響を与える原因から正しい姿勢の作り方をお話していきます。
僕が「逆流性食道炎は猫背が原因」と疑ったワケ
なぜ猫背が逆流性食道炎の一つの原因だと思ったか?
それは僕が症状を感じる状況にありました。
一般的に逆食は横になると症状が出ると言われていますよね?
だから、座ったり立ったりして症状を防ごうという意見があります。
ただ僕の場合は座っていてもそして立っている時でも『上がってくる感覚』や胸焼けがありました。
「これって僕だけ?なぜ?」
そんな疑問を持ちながら私生活と症状を日記に書いているとある共通点が浮かび上がって来たんです。
それが『姿勢(猫背)』
地べたに座っている時、本屋で立ち読みしてる時ゲームをしてる時、スマホをイジッてる時etc
無意識のうちに前のめりになり背中が丸くなっているときに症状がある(または酷くなる)傾向がありました。
またネットや書籍で調べてみると猫背は胃を圧迫して運動を妨げることや腹圧がかかることもわかったんです。
これは消化不良や胸焼けに繋がるのでこのことからも猫背が逆食の原因になることがわかりました。
あなたは猫背?姿勢のチェックをしよう!
このように僕は自分の経験を通して猫背が逆流性食道炎の症状と深く関わっていると考えています。
次に気になったのは実際に自分が猫背なのか?ってこと。
自分の背中は肉眼では確認できないし客観的に判断できる方法を調べました。
簡単なセルフチェックは以下の通りです。
30秒でできるので早速やってみましょう(^^)
【猫背の診断方法】
- 壁から30cmほど距離を開けて背を向けて立つ
- 少しずつ後ろに下がる(壁に向かって進む)
- 壁につくまで下がる
【診断結果】
- お尻より背中が先に壁につく
- 壁についた後、腰に手が入らない
- 壁と頭の間が空いている
診断結果の項目が当てはまるほど猫背だと言えます。
どうでしたか?
主観的に判断するよりもこの方法を使ってフラットに診断しましょう(^^)
理想の姿勢を知る!自分が楽だと感じる姿勢の作り方
先ほどのセルフチェックでもし猫背だとわかったら次に大切なのは矯正の仕方です。
「整体に行け!」というのは簡単なのでここでは自宅で自力で猫背を治す方法を書いておきます(笑)
ステップ① 自分の正しい姿勢を知る
まずあなたの正しい姿勢これを見つけましょう。
単に背筋を伸ばした状態を正しい姿勢だと認識していると腰痛になる恐れもあります。
正しい姿勢とは本来、体に負荷のかからない姿勢のこと。
そんな姿勢を見つけるヒントは『膝立ち』にあります。
…ということで今、膝立ちをしてみましょう(^^)
こんな感じです↓
画像引用元 https://latte.la/column/30946660
この時の姿勢は楽じゃありませんか?
多くの人にとって膝立ちした時の姿勢が 正しい姿勢と言われています。
なので、この感覚を覚えて自然とこの姿勢になるようにすれば猫背も解消されやすいですね。
コツとしては背筋を伸ばすというより腰の重心を前にするとスッと姿勢が良くなります。
あくまで意識としてですが腰の重心を頭の片隅にいれてみてください。
ステップ② ストレッチと筋トレで姿勢を維持できる体づくり
ではどうやって膝立ちの姿勢を日常で維持していくのか?
先ほど言ったように腰を前にするのも良いですし家族や友人に背中が曲がってる時、指摘してもらうのもオススメです。
あとは良い姿勢を保つのに必要な筋肉をつけること。
腹筋と背筋が猫背解消に効果があると言われていますが逆食持ちにとって腹筋はNG。
お腹に圧力がかかって胃酸が逆流しやすくなるので腹筋は絶対にダメです(^_^;)
ただ背筋はオススメ!
効果的な筋トレはYouTube動画で↓
筋トレ以外でも体(特に肩甲骨)を柔らかくすることも猫背の改善に役立ちます。
以下の動画をチェックしましょう。
肩甲骨を意識して行うと首をすぼめるクセが無くなります(^^)
筋トレとストレッチは、1回やってすぐに効果がでるものではありません。
ただ猫背を改善して胸焼けを軽減するには1日5分でも時間を作って継続してみてはどうですか?
猫背というのを自覚して気づいた時だけでも背中を伸ばす。
それだけでも何もしないよりマシ。
そういう積み重ねで胸焼けを遠ざけていきましょう。
座席に座っている時の姿勢も考えてみる
今回の記事の内容をまとめますね(^^)
- 猫背は腹圧を高め胃の運動を妨害する
- 簡単なセルフチェックをしてみる
- 姿勢矯正①膝立ちをして正しい姿勢をインプットする
- 姿勢矯正②ストレッチ
- 姿勢矯正③巻き肩は「腕をネジって」治す
あと猫背の矯正は少し時間がかかります。
なのでその間の姿勢の正し方として座ってる時に腰にタオルを挟むのがオススメ。
こうすると姿勢が自然と良くなり胃酸が逆流しにくく楽になります。
デスクワークで座る時間が長いときはこの座り方を試してみてください。
次は横になるときの楽な姿勢や自分でできる胸焼け対策を見ていきます。
姿勢というのは気をつけて数日でスッキリ解決するものではありません。
意識を向けて少しずつ改善していくものです。
効果を実感するのも時間がかかるかもしれません。
薬を飲んでいるのに『上がってくる』感覚があるなら『猫背の矯正』は試してみる価値はあります!
私と一緒に少しずつ猫背を矯正して逆流性食道炎の症状を改善しましょう(^^)